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めだか横丁-全国のメダカ屋さん支援サイト
いつもは全国取材する側のアクアライフ編集長の宮島さんに逆にインタビューしてみた!という逆発想企画。ざっくばらんに今後のメダカ市場や取材されたブリーダーさんについてお話をお伺いしました! 数々のメダカや凄腕ブリーダーさんを見て取材をされてきた宮島編集長からどんなお話が聞けるのか!? インタビュアー:MAEめだか
【Premium Interview #01】アクアライフ編集長 宮島さんに逆インタビュー! -目次-
[MAE] 宮島さん、どうぞよろしくお願いします。 アクアライフの編集長されているということは、アクアリウム歴は長いとお見受けしますが、何年くらいされているのでしょうか? [宮島] 中学1、2年生の頃からだから……、今42、3歳なので30年くらいですね [MAE] 歳もうわからなくなりますよね(笑) [宮島] (笑笑) [MAE] じゃあだいぶベテランですね。 あっ・・・アクアライフの編集長にベテランですねってすごく失礼ですね・・ (一同爆笑) [宮島] いえいえ いつもルーキーの気持ちでやらせて頂いております(笑)
[MAE] 大変失礼いたしました(笑) ご自宅で何か飼育されている魚種を教えてください [宮島] アクアリウムは元々熱帯魚から始めていて。今、家には水槽部屋があって、そこでは小型テトラの仲間やガーパイク、タイガーフィッシュなどの大型魚、エンゼルフィッシュやラミレジィなどのシクリッドの仲間を飼っていて、魚ならなんでも好きなんです。もちろん、メダカも飼っていますよ! [MAE] 幅広く飼われていて魚がほんとお好きですね。そういった色々飼育されている中でメダカってどういった印象を持たれていますか? [宮島] やっぱり、外で飼えるところがすごくイイなと思っていて。屋外であまり手間をかけずに飼えるという敷居の低さも魅力の一つだなと思っています [MAE] メダカやっぱり日本の魚だから強いですよね [宮島] そうなんですよね。冬も普通に越せますもんね
[MAE] 今までいろんなブリーダーさんに取材に行かれたと思うのですが、この人はもうレベルが違うぞみたいな方いらっしゃいますか? [宮島] 皆さん大体凄いですが、強いて一人だけと言われればAzumaめだかの田中さんなんか上手いなぁと思いますね [MAE] 田中さんのどの様なところがでしょうか? [宮島] あの方なんですかね。。変態的な感じがありますよ(笑)(リスペクトする意味で) [MAE] ブリードされているメダカの数なんかも室内のお写真拝見した事がありますけど、かなり凄いですよね [宮島] そうですね。室内もガッチリやられていてシステムが出来上がっている気がします [MAE] システムっていうのは例えば、このやり方でやっていればどんどんいいメダカ作れるぞみたいな、そんなルーティンを行うための仕組みみたいな事ですか? [宮島] そうそう。一個新しい表現を見つけたらまた新しい体色なり体型なりに変化させていくっていうルーティンが仕組みでできているっていうような感じですよね [MAE] そう言ったルーティンって新しいメダカを作る過程で物凄く重要ですよね [宮島] うんうん、またそのルーティンがメダカブリーダーさんによってそれぞれ違うのかなという感じもあるし、その違いや表現の好みが少しずつメダカの姿にも現れてきているんでしょうね。それが各地のブリーダーさんを取材する理由にもなっているのかなと思います [MAE] 同感です。その様なメダカの違いが全国今こうしてメダカブームの源泉になっていて面白いよなと改めて思いました。 やっぱり僕なんかはブリーダーの目線でそのお話を聞いて思う事があって、そう言った作るためのルーティンもそうですが、かたやメダカをしっかり維持するルーティンも固めないと見極める時間ってなかなか確保するのが難しいですよね [宮島] ですね。メダカは誰でも手軽に飼えますが、本当に綺麗なもの、新しいものを作ろうとすると、細かい特徴を見つけてそれをしっかり累代して作り込む必要があるし、決して容易ではないですよね。いいメダカを作る方は魚を本当によく見ているし、取材中でも時間を惜しむように手を動かしている方が多いですよ [MAE] メダカをよく見る時間を確保して、しっかり見極める事と継続してその力を伸ばしていく事が大事と
[MAE] アクアライフの編集長からみて今年のメダカブームって去年と比較して維持できそうか、はたまた落ちるのか、まだ上がっていくのかとかそう言った点いかがですか? [宮島] そうですね、アクアライフのような専門誌以外でも、近年はテレビや新聞などで「メダカブーム」という取り上げられ方をして今は非常にたくさんの方がメダカを楽しんでいるのではないかと思います。ですから、金魚や錦鯉、熱帯魚のようにアクアリウムの一ジャンルとして定着していくのはまちがいないと思っていますし、また何かのきっかけでこれまで以上に盛り上がる可能性も十分に秘めているのではないかと [MAE] 確かにメダカの表現は出尽くしたなんて言われている中でヒレだけ見てもどんどん新しい固定可能な表現出てきますもんね。そういった新しい表現で一気に盛り上がる可能性もまだまだありそうですし、鯉のように世界が盛り上がって逆輸入的にビッグトレンドになる可能性もあるんじゃないかなと思います。 ちなみにめだか横丁って販売者が手数料無料でメダカを販売するためのプラットフォームなのですが、そう言った方からするとぶっちゃけ気になるところって今年もメダカが売れるのか?とか、どんなメダカが流行るのか?が気になると思うのですが、その点いかがでしょうか [宮島] 需要と供給のバランスで言うと、たしかに今は供給が増えている印象はあります。かとって、先ほど言いましたように飼育人口も増えているし、まだまだ改良メダカの魅力を知らない人もいるはずです。そういった状況の中で、しっかり特徴があるメダカはこれからも変わらず求められていくんじゃないかなと。新しい表現、変わった表現はもちろんですが、例えば、MAEめだかさんの墨麻呂のようにしっかり墨が出る三色とか※、既存のメダカ、品種でも、チャンスはあると思うんですよね。 ※ MAEめだかの取材時にインタビューさせて頂きました [MAE] ありがとうございます!それはもの凄く同感で、既存の品種でも表現を突き詰めてオンリーワンなレベルまで持っていくっていうのは、当然並々ならぬ努力がありますが可能じゃないですか。そう言ったのも特色っていう事ですよね [宮島] そうですね。例えば楊貴妃と紅帝の関係のように、ポピュラーなメダカでも磨きをかけていけばそれが特色や価値になるといった事ですよね
[MAE] 最後にアクアライフについて教えてください。年に2回アクアライフではメダカ特集をされているとのことですが、何月号がメダカ特集号になるんでしたっけ? [宮島] 5月号(4月発売)と11月号(10月発売)ですね。 [MAE] その時はメダカ一色な号になるんですよね? [宮島] そうですね。巻頭特集のボリューム、ページ数は他の号に比べても多いですし、毎号そうですが(笑)、かなり力を入れて作っています。これからも綺麗なメダカ、面白いメダカを求めて全国各地を回っていきたいと思います!
今回取材にご協力いただいたアクアライフの編集長 宮島さん。 とても物腰柔らかでお話しやすい方でした。 長年のアクアリウム経験をベースに、数々のメダカとブリーダーさんの取材を通し、とてもメダカをよく見られているような印象を持ちました。また、満遍な魚類に対する知識でメダカを魚という観点でしっかり観察し、それぞれの特徴にフォーカスして編集、雑誌として完成させていくお仕事をプロフェッショナルにされている印象を持たせて頂きました。 ブリーダーさんのルーティンの部分など、メダカを作りたい方にとって参考になるかも!? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー インタビュアー:MAEめだか 雑誌アクアライフにて複数回にわたり取材記事掲載あり。 第一回神奈川メダカ品評会光体系部門1位。オリジナル品種は「DIANA」「紫陽花リアルロングフィン」「墨麻呂」「流星光底」etc 土日祝日に神奈川県川崎市多摩区でメダカ販売店舗「MAEめだか」を営業する傍ら、日夜何かに取り憑かれたように100種類以上のメダカをブリーディングしている。 メダカ界隈では珍しくIT系のキャリア持ち。NHN Japan株式会社(現LINEヤフー株式会社)にてエンジニア部門のシニアマネジャーを務めたバックボーンからかエンジニア的なロジカルなメダカ作りが得意。メダカ設備いじり効率化オタクでもある。 instagram: mae_medaka x: mae_medaka TikTok: maemedaka
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